ブラックホールの生成と消滅
物質と物質との間には重力が働きます。 地球にいる場合にも、手元にあるボールを軽く投げ上げると手元に戻ってくることから 重力の存在を確認することができます。 地球の重力を振り切るだけの初速度をボールに与えると、そのボールは二度と地球には 戻ってこず、そのまま宇宙の外に出てしまいます。 地球より大きい星の場合にはさらに大きな重力が働きます。 そしてある一定以上の質量の星になるとどんなに速い速度でボールを投げ上げても 重力を振り切ることができない場合が出てきます。 具体的には重力を振り切る速度が光速に達する場合です。 この様な状態になった星がブラックホールです。 ブラックホールはその重力が凄まじ過ぎて光さえ脱出することができません。 もう少し正確にいうと、質量は宇宙の空間を歪めると考えられています。 宇宙の空間に存在する物質の質量が大きくなると、その空間の近傍はだんだん大きく 歪んでいきます。 そしてこの空間の曲がり具合が極限状態になっている場所、その場所がブラックホール であると考えられています。 光には質量がありませんので、「重力で光が脱出できない」という表現を聞くと 不思議な感じがしますよね?重力は質量のないものには働かないからです。 莫大な質量が一点に集まった結果、空間が奈落の底まで歪んでしまっているのです。 この奈落の底に光が落ち込んでしまうので、光が脱出できない、と考えた方が より現実的な表現であると思います。 ブラックホールは太陽よりかなり大きい星が爆発して、その表面を吹き飛ばす一方、 内側に向かって圧縮された部分がブラックホールになると考えられています。 また最近の研究では銀河の中心には巨大なブラックホールが存在するということが 分かってきています。 もちろん我々の銀河の中心にも巨大なブラックホールが存在しています。 このブラックホールも蒸発してやがて消えていくものという学者もいます。 真空の空間にポッと物質と反物質が現れては再び結合して消えていきます。 ブラックホールの近傍で、ポッと物質と反物質とが現れて、反物質がブラックホール に飛び込み、物質がブラックホールの外部に出ると、ブラックホールが物質を 吐き出しながら小さくなっていくというのです。 これがホーキング博士のいうブラックホールの蒸発現象です。
宇宙に浮かぶ地球は奇跡の星です。水が液体として存在することができ、年間の気温変動が信じられないほど小さい。そんな惑星は広い宇宙の中でもそれほど多くはありません。
もし地球が一年中厚い雲に覆われた惑星であったなら、地球の外に地球以外の世界があることを人類は発見することができたでしょうか。
もちろん人類は時間は掛かったかも知れませんが、現在と同様の宇宙に関する知識を手に入れたことと思います。
その原動力は宇宙のことを知りたい、という好奇心です。
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