均質性の問題と平坦性の問題
宇宙の年齢が150億年なら、宇宙の果ては150億光年の先にあるのでしょうか。 実はその先に何があるのかは我々のいる宇宙の内側からは知ることができません。 150億光年先の世界。ここが宇宙の地平線になります。 宇宙の果てに関連して不思議な現象があります。 均質性の問題と平坦性の問題です。 物事の伝わる速度は光速が限界であると考えられています。 宇宙の寿命が150億年であるとすると、宇宙のある方向にある150億光年先の世界と、 180度逆の150億光年先の世界とは、互いに情報を交換する手段がありません。 その様な手段は存在しないのですが、観測する限り、どの方向の宇宙も全く同じ様に 均質に観測されます。 まるで申し合わせたようにきっちり均質になっています。 例えば、北海道に住むA君と九州に住むBさんとがメールや携帯で連絡を取り合うことなく、 一日中全く同じ行動をするのと同じです。 何故同じなのかが謎なのです。これが均質性の問題です。 また宇宙は膨張を続けていますが、宇宙にある物質が多いと重力の作用が膨張の力に 打ち勝って、いつかは宇宙は収縮に転じます。 そして今度は急速に収縮して最後は一点につぶれてしまいます 。 逆に宇宙にある物質が少ないと重力の作用が弱く、宇宙は猛烈なスピードで膨張して しまいます。 宇宙にある物質がほんの少し多くても、ほんの少し少なくても、今の様な銀河のある 宇宙は形成されなかったと考えられています。 収縮に向かう力と発散に向かう力が絶妙に釣り合って現在の宇宙は発展してきました。 具体的には次の様になります。 収縮に向かう力と発散に向かう力とが完全に釣り合った 状態を1とすると、宇宙誕生後1秒後の時点で、 0.99999999999999999と、 1.00000000000000001との間に両者がバランスしていなければ、 現在の宇宙は存在していなかった、というのです。 何故こんなに絶妙なバランスが成立しているのかが大きな謎とされます。 これが平坦性問題と言われているものです。
宇宙に浮かぶ地球は奇跡の星です。水が液体として存在することができ、年間の気温変動が信じられないほど小さい。そんな惑星は広い宇宙の中でもそれほど多くはありません。
もし地球が一年中厚い雲に覆われた惑星であったなら、地球の外に地球以外の世界があることを人類は発見することができたでしょうか。
もちろん人類は時間は掛かったかも知れませんが、現在と同様の宇宙に関する知識を手に入れたことと思います。
その原動力は宇宙のことを知りたい、という好奇心です。
宇宙はどうなっているのか、宇宙の果てに何があるのか知りたいと思いませんか。
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